(弁護士からのアドバイス)
手足の骨折の多くは完治しますが、持続的なしびれが残ったり、可動域制限という機能障害が残る場合もあるのできちんとした検査が必要です。
たとえば、着地の際に強く手をついた場合には手首の軟骨に損傷が生じる場合(TFCC損傷)もあります。これによって機能障害が残り、後遺障害が認定されることもあります。
軽自動車の路地からの合流の際に衝突したという本件では、過失相殺によりバイク運転手の損害が減額調整される可能性があります。どちらの道路が優先か、信号が設置された場所か、などにより割合が変わりますが、おおむね10~60%程度までの減額調整が考えられます。
その他、バイク事故は四肢の複雑骨折はもちろん、頚椎、腰椎の骨折、脊髄損傷など重篤な結果につながることもあります。日頃から信頼性のあるヘルメットやプロテクターなどを装着して運転するのが望ましいのは言うまでもありません。
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